こんにちは
本日はかき氷機レンタルのお客様から頂いた質問をご紹介いたします。
Q:
かき氷機レンタルをして、ブロックアイスも注文しましたが送られてきたブロックアイスで作ったら、とても美味しかったです。
ブロックアイスが美味しい理由はなんですか?
答え:
上州物産のお送りする氷がおいしい理由は 硬い 透明 とけにくい! 秘密は48時間かけてゆっくりじっくりの製氷工程。
水の中に含まれる空気や不純物を取り除きながら48時間かけてゆっくりと製氷した氷が「上州物産のお送りする氷」です。
凍りにくい環境で「氷」になる氷は透明
軒先にできる「つらら」は滴り落ちる水が凍って氷になります。動きながら氷になるもの
は他にも「流氷」や「霜柱」。すべて透明で不純物を含まないきれいな氷です。
凍りにくい状態で「氷」になるのは水の中でも純度の高い「純水」の部分。この部分だけ
で氷を作るから透明な氷ができあがります。
「上州物産のお送りする氷」もこの状況に近い方法で作られています。
ご家庭の冷凍庫や製氷機の氷との違いは「結晶の大きさ」
水を混ぜながら高い温度(-10度程度)でゆっくりと作る「上州物産のお送りする氷」は
大きな結晶、ご家庭の冷凍庫や製氷機の氷は小さな結晶が集まって氷となります。
小さな結晶は空気や不純物を含み、大きな結晶はそれらを含みません。
結晶が大きい「上州物産のお送りする氷」は純度が高いことをあらわします。
純度が高いと「ととけにくい」
純度の高い水が凍りはじめる温度はもちろん「0度」ですが、純度が低いとその温度が
0度より低くなります。これは水以外の成分が凍る温度が水より低い温度だからです。
逆に純度が高い氷がとけはじめる温度も「0度」ですが、純度が低いと0度より低い温
度からとけ始めます。 とけはじめる温度と気温の差が大きければ大きいほど、とけるス
ピードは速くなります。
なので、純度の高い「上州物産のお送りする氷」はとけにくい氷なのです。
高密度なので「硬い」
「上州物産のお送りする氷」は空気や不純物をほとんど含まないので、同じ体積で
ご家庭の冷凍庫や製氷機の氷と比較すると重量が重く、密度が高いことがわかります。
密度が高い「上州物産のお送りする氷」をグラスに入れたときの「カラーン」という高い音
の響きは、氷の硬さをあらわしています。
上州物産のお送りする氷の作り方は 硬い 透明 とけにくい!秘密は48時間かけてゆっくりじっくりの製氷工程水の中に含まれる空気や不純物を取り除きながら48時間かけてゆっくりと製氷した氷が「上州物産のお送りする氷」です。
1.製氷缶に水を入れる
冷媒に沈めた空の製氷缶におよそ135リットルの濾過(ろか)された水を注水します。
2.撹拌(かくはん)しながら製氷
水を入れた製氷缶に空気を送り、水を撹拌(かくはん)しながら氷点に近い温度(-10度前後)で製氷
していきます。空気を送ることで水の中に含まれる空気が送られた空気とともに外に放出されます。ま
た、不純物があれば空気と吸着して製氷缶の中心部分(まだ氷になっていない部分)に集められます。
3.氷になっていない水を捨てる
製氷缶内の外周と底面が氷になってきたら、内側の氷になっていない水を抜き取ります。
この部分の水が、集められた不純物や空気を含む水です。抜いた水は廃棄されます。
4.抜いた部分に新しい水を注水
氷になっていない水を抜いた製氷缶中心部分に、新しい水を注水します。
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5.撹拌(かくはん)を止め完全に氷に
撹拌(かくはん)のために空気を送っていたホースをはずし、すべてを完全な氷に仕上げます。この段
階で氷になった部分に霧状の気泡ができ、数センチ程度の芯となります (ブロックアイスの背面に少
しだけ残る部分です)。気泡のほとんどは水に残った空気です。
6.製氷缶からの取り出し
注水から48時間がすぎ、氷が完成しました。製氷缶をリフトで持ち上げ、15度前後の脱氷用の水に
浸し、横に寝かすと氷が滑り出てきます。
7.貯氷庫へ移動
氷を貯蔵する冷凍庫(-10度前後)へ移動し保管します。この冷凍庫の温度も低すぎると、常温に
出したときに氷にひびが入ります。
8.切り出し加工
できあがった氷は135kgと大きなサイズですが、これを丸鋸で切り出し、取り扱いしやすいサイズに
加工していきます。製氷時に最上面だった部分は切り落とし、およそ120kgになった氷を切り分けま
ます。この氷から4貫目(15kg)のブロックアイスが8箱(32貫目)分できあがります。
美味しさの秘密が、お分かりになって頂けましたか?
それでは、また次回まで(^_-)-☆